下記Q&Aは、物件を賃貸して民泊を運営した場合を想定しています。

物件オーナーに損害を与えるケース

宿泊者の過失により民泊施設が火災になり、賃貸建物が全焼してしまった場合は?
宿泊者の過失であれば旅館宿泊者賠償の対物事故で支払う。宿泊者が所在不明となった場合には、事業者の運営上の事故として旅館賠償不動産損壊補償特約にて支払う。(○)
ゲストの過失により、壁に穴をあけ、物件オーナーから損害賠償請求された。
ゲストの過失にて旅館宿泊者賠償の対物事故として支払う(○)。ゲストが不在の場合(帰国した)、事業者の旅館賠償(不動産損壊補償特約)で支払う。(○)
寒冷地において宿泊者が水抜き忘れをして水道管が破裂した。
水抜きがゲストの義務なのであれば、旅館宿泊者賠償の対物事故として支払う。(○)
寒冷地において住宅管理事業者が水抜き忘れをして水道管が破裂した。
この質問の住宅管理事業者を住宅宿泊事業者として読み換えた(一体で同じ事業者である)として、旅館賠償(基本補償)の不動産損壊補償特約として支払う。(○)
宿泊者が滞在中に窓を閉め忘れて外出した際に、雨が住宅に侵入して、建物を毀損した。
旅館宿泊者賠償の対物事故として支払う。(○)
宿泊者が鍵を紛失した場合の鍵の取り替え費用。
鍵の所有者がオーナーであれば、賃借物の什器備品として不動産損壊補償特約で支払う。(○)
管理物件の自然劣化による混合栓からの水漏れやインターホンの壊れなど住宅設備に関する修理費用の補償。
賠償事故ではないためお支払出来ません。(×)

第三者に損害を与えるケース

ゲストの過失により民泊施設が火災になり、隣家が全焼してしまった場合は?
火元に故意または重大な過失(ほとんど故意に近い著しい注意欠如)が認められる場合や、失火以外(爆発等)を原因とする類焼でなければ、失火法適用にて、隣家への賠償は問われず、当該保険ではお支払いは出来ません。(×)
ゲストの過失により、水漏れが起こり、階下の住人に損害を与えてしまった場合は?
旅館宿泊者賠償の対物事故でお支払します。(○)

ゲストに損害が発生するケース

ゲストの子どもが過失によりバルコニーから落ち、死亡した場合は?
施設管理・運営上の過失があれば、旅館賠償対人事故としてお支払します。(○)
ゲストが民泊施設所有のレンタルサイクルに乗り、交通事故に遭い、負傷した場合は?
これは民泊制度の敷地内でのリスクではありませんので、お支払いは出来ません。(×)
別途、自転車保険を手配して下さい。
民泊施設に泥棒が入り、ゲストの持ち物が盗まれてしまった場合は?
当該制度では、受託物賠償特約を付帯しておりませんので対象外となりお支払出来ません。(×)
民泊施設内で、ゲストが足を滑らせて転倒し、骨折した場合は?
事業者の旅館賠償対人事故としてお支払します。(○) 但し、施設の不備があるという前提条件となります。

事業者の物品に損害が発生するケース

ゲストが民泊施設内の芸術作品を盗み、連絡が取れなくなった場合は?
当該制度ではお支払出来ません。事業者が自ら火災保険を手配して下さい。(×)
ゲストの過失により、民泊施設内の芸術作品を壊してしまった場合は?
旅館宿泊者賠償の対物事故でお支払致します。(○)
宿泊者による住宅管理事業者が設置した物品の物損は?
住宅管理事業者を住宅宿泊事業者として読み換えた(一体で同じ事業者である)として、旅館宿泊者賠償の対物事故にて支払う。(○)
宿泊者が住宅管理事業者が設置した物品(ハンディWiFi等)を紛失した
財物の滅失、損壊ではないためお支払できません。事業者か自ら動産総合保険などを手配してください。(×)

ゲストの物品に損害が発生するケース

管理物件の老朽による雨漏り
老朽化を知りながら事業者が放置していた場合等は、宿泊者の物品に対する賠償は旅館賠償対物事故にて支払う。(○)